ゆりどく

百合的な何かを書いていこうかなと

あらゆる勢力派閥から好かれている女がすき

あらゆる勢力派閥から好かれている女がすき。物語でそういう主人公がたまにいてとても良き。

周囲の人間は主人公の実力を知らないけど、依頼や頼まれごとをこなして少しずつ実績を積み上げて、周囲に大きな影響を与えていく。このとき主人公は有名になってやろうとか思っていなくて自分にしかできないことをしていくだけ。

また人の選り好みをしないのも重要。場合によっては敵対勢力からの依頼も受けるの良き。つまり味方だけではなく敵からも実力を認めらてる。なんなら敵側からこちらの勢力に加わるよう勧誘されたりもしている。もちろん主人公はこの誘いを断るが。

なろうの系譜でもあるけどもっと昔から存在しているテンプレ。
10年前くらいに週刊少年チャンピオンで連載されていた「名探偵マーニー」もそうだ。ご存じだろうか?

 

女子高生のマーニー(本名真音)は友人や知り合いから依頼を受けて探偵活動をしている。彼女の集中力と推理力で依頼を解決していく物語。

舞台が学校なのでスクールカーストがある。例えば上流階級のグループである「セレブ」、体育会系の「アイアン」、不良グループの「スティンガー」などを上位に置き、その他少数勢にオタクグループやオカルト好きグループ等がある。マーニーはどこにも所属していないアウトロー(一匹狼)と言われている。

そんな彼女は上位カーストグループ「セレブ」で生徒会長でもある白鳥から依頼を受ける。なんやかんやで依頼は解決し、そこから白鳥からたびたび依頼を受けるようになる。そしてうわさを聞きつけてた上位下位のグループがマーニーのもとへやってくるのである。あらゆる人たちから能力を認めらて頼りにされている主人公、最高に良きだ。

 


最近では『薬屋のひとりごと』でも見た。
主人公の猫猫は上級妃玉葉の侍女なのだが皇帝の命令により別の上級妃梨花の看病をする。病気も回復し、ついでに花街の技を教えてもらった梨花は猫猫のことを気にいるようになったのだった。
本来なら上級妃たちは皇帝の寵愛を奪いあうライバルのような関係なのだが、そういった立場を度外視して猫猫のことを高く評価している。良き。

 

以上のような主人公がすきだ。探せばまだありそうだが、敵対勢力と協力するという展開はあまり見ない。敵側から見ても主人公は魅力的という物語の構造。こういうのもっと増えていってほしい。

 

 

名探偵マーニー 1 (少年チャンピオン・コミックス)

 

薬屋のひとりごと 1巻 (デジタル版ビッグガンガンコミックス)

薬屋のひとりごと 2巻 (デジタル版ビッグガンガンコミックス)

 

 

 

 

これは関係ないサムネ用