ゆりどく

百合的な何かを書いていこうかなと

百合癖を語る会に送ったマシュマロ(修正前)【日記】

こちらのツイート。

 

好きな百合ジャンルを書いてましまろで送った。

ただましまろって字数制限があって、1000文字までしか送れないようだ。

泣く泣く修正したが、せっかくなので修正前のものを置いておきたいと思う。

 

世はまさにアイドル戦国時代!

多種多様なアイドルが生まれては消えていく。

そしてそこには王者として君臨するふたりのトップアイドルがいた。

 

ひとりはA芸能事務所所属のアイドル「西城 野々花」

物腰が柔らかく、どんな人にも丁寧に接する性格。

優しく穏やかな雰囲気を持っているのが、たまに頑固なところもあってファンから愛されている。

 

もうひとりはB音楽事務所所属のアイドル「HINA」

基本的に口数が少なくあまりしゃべらないが、そのハスキーな声はファンを虜にしている。

たまに出る天然ボケも彼女の魅力の一つとなっている。


タイプの違うアイドル同士だからファン層も違ってくる。

お互いどちらの推しが素晴らしいか、日夜SNS言い争いが起こっていた。

マネージャーや社長もウチのアイドルのほうが可愛いといろんなところで話している。

それに便乗してテレビ局は面白がってよくふたりを対立させるような番組を作り、ファンをあおっていくのだった。

 

ある日。

A事務所の意向により自宅から雑談配信を行うよう指示があった。

あまり乗り気じゃなかった野々花だったが、社長やマネージャーの説得によりしぶしぶ配信することになる。

 

そして配信当日。

野々花の部屋が見られるぞとファンたちはPCやスマホにかぶりついた。

そして現れるアイドル野々花。

初めて見る私服もイメージ通り落ち着いたデザインで、ファンたちは大変喜んだ。

 

しばらく雑談した後、飲み物を取ってくると言って中座した野々花。

配信画面には誰も映っていないが、それでもファンたちはわくわくしながら注視していた。

そこにふっと影が現れる。

「いえーい私のアンチ共ー。見てるー?」

ハスキーな声とともに映り込んできたのは「HINA」だった。

困惑する野々花ファンたち。そして噂を聞きつけてやってきたHINAのファンたち。

コメント欄は荒れに荒れていった。

 

帰ってきた野々花は「あ、HINAちゃんも映るー?」と呑気に尋ねている。

仲が悪いと思われたふたりだが、全くそんなことはなかった。

一体どういう関係なのか、コメント欄SNSマネージャーからの電話など各所から問い合わせがきた。

 

野々花は微笑みながら説明した。

なんとふたりは同棲していたのだった。

「私たちは仲良しだから、みんなもケンカしないでね」ということで、この日を境にファン同士の対立も下火になっていった。

 

これは余談だが、テレビ番組でふたりは本当に仲良いのか聞かれたときに証拠を見せるといって濃い百合ちゅーを見せつけて軽く炎上したのはまた別の話。

 

っていう癖。