ちさこ先生『あの娘と、わたしの話』より杏×まーやが2022年最高の百合カップルだった。
このふたりを2022年のベスト百合カップルとしよう。
そうしよう。
大学卒業から社会人になってアラサーになるまでを描いた百合漫画。
同じ友達グループなのに目も合わせてくれないまーや。そんな彼女と卒業式に初めて連絡先を交換するところから物語は始まる。
このクオリティでなんと同人誌だ。面白い＆読みやすいで何度でも読み返している。アマゾンkindleにあるのも本当にありがたい。出先でも最高の百合を摂取できる。
ちさこ先生『あの娘と、わたしの話』を読みました。
— りん (@UPcB0kMMLJhrCf2) 2022年8月17日
一緒にいて安心できる人っていいですよね。ちょっとわがままになっても許してもらえる。
それは誰に対してできることじゃなくて、本当に好きな子だけへの特権。
最高か。尊い。
あとこれは僕の妄想ですが、まーやさん外での一人称は「私」です。
まーやさん外での一人称は「私」と思っている。20歳超えた女が自分のことを「まーや」なんて呼ぶわけがない。気を許した人にだけ見せる素の姿だ。
杏も意外と独占欲が強い。まーやのことを独り占めしたいと思っているし、まーやが初対面の人と仲良さそうに話しているのを見るとイライラしてしまう。
甘えたがりと独占欲強めのめんどくさい女たちの百合。けど彼女たちはお互いを普通に受け入れあっている。
3話構成になっているけど呼び方が真綾ちゃん→真綾→まーやと変化している。長く一緒にいることで親密度が高くなっているのがうかがえる。やはり名前の呼び方は大切だ。その人が相手のことをどれだけ好きなのか推し量ることができる。「真綾ちゃん」という友だちの友だちという関係から、「まーや」という本人の一人称と一緒の呼び方でかなり近しい間柄になったという印象を受けた。
エピソード02のとある場面。
杏「そろそろ引っ越そうかなって思ってて」
まーや「・・・・・・・・・」
まーや「えーなんでー？」
まーや、別に何ともないという風な表情で聞いてますが、内心すごく動揺してそう。「えーなんでー？」って聞くまでの間よ。3点リーダーが語っている。二人が住んでいるところはかなり近くて、仕事終わりによく飲みに行っている。もし杏が引っ越ししてしまったら今までのように一緒に遊ぶこともできなくなってしまう。そんなの不服に決まっている。
というわけで2022年のベストカップルは【杏×あーや】となった。物語はここで終わっているがふたりの人生はこれからもきっと続いていく。一生一緒に末永く仲良ししていてほしいと思うのでした。
