シャニマスに新キャラが登場した。そのひとりが鈴木羽那である。一応wing優勝は果たせたが、彼女について気になることや思ったことがあるので感想を書いていきたいと思う。
新人のふたり。左が鈴木羽那。右が郁田はるき。
以下ネタバレ注意。
いわゆるスカウト組だが、今回はSNSを見たプロデューサーが岡山県にある学校まで行ってスカウトした経緯がある。彼女にはそこまでしてスカウトするほどの魅力が備わっているが、その魅力が具体的に何なのかプロデューサー自身もつかめていない。
おそらく今後登場しないであろう貴重な制服姿の羽那
そもそも羽那のアイドルになりたい動機がいまいち分からない。コミュのほとんどが
P「アイドルがんばろうな！」羽那「がんばります」
で終わっている。しかしアイドルになる気はあるようだ。レッスンや仕事はしっかり行い、またスタッフからも純粋で素直な子と評価も高い。だからますます彼女自身が見えない。自我があるのかどうか疑わしい。
何か「鏡」みたいだと思った。
他人が望む姿を映し出す鏡。
プロデューサーは羽那に「アイドルを目指して共に頑張る」こと望み、ファンは「しっかり対応してくれるアイドル」を望み、スタッフは「一緒に仕事しやすい素直な子」を望んでいる。そして彼女はそれらすべてを映し出してきた。
しかし相手がいないときはぎこちなくなってしまう。例えば撮影がそうだ。握手会などは卒なくこなすが、映すべき相手が目の前にいない撮影の仕事は苦戦している。
wing優勝した時のコミュで羽那から『今すぐ会いに来て』というメッセが来る。これが彼女の本心であってほしいんだが、羽那が鏡だとしたらこのセリフはプロデューサーが望んだことを映しているに過ぎない。そう考えると羽那は単に「才能ある良い子なアイドル」なのではなく、闇が深い「何か」となってしまう。
あえて「何か」と書いたが、それは彼女が鏡の裏に本心を隠した「少女」なのか、はたまた自身の考えも本心も持ち合わせていない「鏡」なのか分からないからだ。もう少し深堀りできるコミュがほしいところ。どちらにしても闇が深い。
「美しいままでいられなくなったアイドルはこれからも美しくあるためにアイドルを引退した」
なにか含みのあるセリフを言うスタッフ。一波乱がありそうで今後のコミュに期待だ。
これは関係ないサムネ用
