袴田めら『相方システム 1巻』の感想です。
転校生の狭山直が相方システムで選ばれたパートナーは2年生の朝霞伊吹です。
いわゆる王子様系のカッコいい先輩。
そのため地味系の直は周囲からよく思われていません。
そんな中、直に話しかけてくれたのは同じクラスの四街道回路。
そして回路の相方は美人で高飛車な我孫子優花。
この4人が織りなす学園百合漫画となっております。
四街道回路について
主人公は直ですが、個人的な推しは四街道回路です。
ぼくっ娘&めがねっ娘とかやべえ。
かわいすぎでないですか?
しかも、回路君って呼ばれてて
たまらんですなあ。
そして転校したばかりの直を気遣う優しい子です。
さて、回路君は美しいものが好きなようです。
美しいものを見ると涙がこみ上げてきそうになるらしいです。
そんな回路君のパートナーは2年生の優花。
美人で造形が人形みたいな妖精先輩ですが、
回路君曰く性格が最悪で最悪でクソとのこと。
初対面で相方にふさわしくないと言われます。
回路君が「前のパートナーに愛想をつかされた」
と言い返したら、優花先輩にぶたれたりします。
しかし合唱部である優花先輩の歌はすばらしく、
普段は泣かない回路君でさえ泣いてしまうほどでした。
叩いたことを謝る優花先輩に、歌を聞いたら許せたと話す回路君。
この二人はけっこう良いパートナーになれそうです。
長く一緒に過ごすための「儀式」という名の口づけ
直と伊吹の儀式を目撃する回路君と優花先輩。
突然、優花先輩が泣き出します。
優花先輩の前の相方は伊吹です。
そもそも儀式を考えたのは優花先輩で
もちろん伊吹とも儀式はしています。
そんな話を聞かされて怒る回路君。
私とも儀式したいのかと尋ねる優花先輩に
回路君は結局何もしないまま部屋に戻ります。
ようやく優花先輩のことを好きだとはっきり自覚したのでした。
放課後、回路君と優花先輩が帰っていると
直と伊吹にばったり出会ってしまいます。
優花先輩は伊吹に何か伝えます。
それがおもしろくない回路君は優花先輩の手を引いて帰ろうとしました。
しかし、優花先輩は伊吹に見せつけるように回路君と儀式をします。
そしてそのまま何も言わずに走って帰りました。
というところで1巻は終わりです。
どうも優花先輩は伊吹のことが好きみたいです。
伊吹も言葉では直が好きと伝えてますが、
まだ優花先輩のことを想っているようですね。
直も回路君も先輩たちの気持ちに気づいています。
儀式をするほどに仲の良かった先輩たちが、今は離ればなれ。
四角関係で、複雑な恋模様ですが、
引き続き回路君を応援したいなと思いました。