渡会けいじ『弁天ロックゆう』2巻の感想です。
2巻目になると新キャラが増えたりしますが、本質は前巻と一緒で少女の成長の物語です。
お祭りでの演奏がいずみを大きく成長させていますね。
まあ、まだ人見知りは克服できていませんが。
新キャラの後輩の坂本姉妹と、いずみたち意地悪する葛城先輩たち。
彼女らが良い具合にいずみたちの見せ場を作ってくれています。
また2巻は百合度が増しており、いずみとノリコの仲の良さをにやにやしながら読めました。
そしてどこか物悲しさを感じるお話となっております。
あらすじ
お祭りのステージは成功したいずみとノリコはある日後輩である坂本姉妹からバンドのお誘いを受けます。
バンドを組んだ4人組は学園祭で演奏するためにオーディションに挑みます。
オーディションで選ばれるのは4組ですが、部活動の参加組が優遇されます。
バンドを組んでいるだけのいずみたちは選考に不利なのです。
しかし音の視覚化によるイメージ通りの音楽を再現するいずみの本領。
演奏は上手くいき、審査員だけでなく周りにいた生徒たちも盛り上がりました。
残念なことに審査員に意地悪組の一人がいて、結局オーディションは落とされています。
釈然としない4人組でしたが、意地悪組のひとりが謝りに来ました。
謝罪したのは審査員でいずみを選考で落とした久方松子でした。
リーダー格の葛城のやり方に賛同できかねたようです。
償いをしたいという久方と協力して、学園祭でゲリラライブを敢行。
無事に演奏を終えた後先生に怒られるのでした。
成長する二人
後輩の坂本純は以前ブラスバンドで失敗して、意地悪組に責められて部活をやめてしまいます。
せっかくのコンクールをつぶされたことに根を持っている意地悪組は、今度は根拠もなく陰口をたたいていると純を責めます。
純に土下座を強要する意地悪組でしたが、近くにいたいずみが止めます。
人見知りが激しくて対人恐怖症のいずみが意地悪組に物申すのです。
以前に比べて随分成長してます。きっとお祭りライブで度胸がついたのでしょう。
ノリコもいずみを支えなくちゃと意気込んでいましたが、
2巻ではいずみが一歩踏み出す時には隣にいたいと願うようになっています。
依存から同じ立場に立とうとしているのが見て取れますね。
ゲリラライブを行うことで内申点や行きたい高校の推薦にどう影響するか分かりません。
それでもいずみと一緒にいたいという想いは何物にも負けていないようです。
ふたりで過ごす最後の夏休み
いずみとノリコは中学3年生です。
高校生になったらいずみはそのまま高等部へ。ノリコは外部の高校を受験します。
ふたりは最後の夏休みを満喫するのでした。
今回は百合度ましましでしたね。
近い未来いずみとノリコは進路違いで分かれることになります。
残された時間を一緒に青春している姿は切ない気もしてきます。
さて学園祭も無事に終わったところで謎の女の子に出会います。
どうやら彼女はギターが上手くなりたいと願った女子高生の妹さんのようです。
ということは3巻は弁天さまの話になるのでしょうか。
多分次で最終巻。
最後まで刮目していきたいと思いました。
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