ゆりどく

百合的な何かを書いていこうかなと

百合はマイナージャンルと心得よ【日記】

久しぶりに本屋へ行った。特に買うものもなかったが店に並べられている本を見るのは楽しい。本屋といえばよくツイッターで本屋に百合コーナーがあったという報告を聞く。僕が住んでいるところは田舎のせいかそういったコーナーは見たことない。今日行った本屋では店員の一押しというのでリコリス・リコイルの小説があったくらいだ。

 

昔に比べて百合漫画はかなり増えてきた。百合漫画専門雑誌「百合姫」なんて最初は季刊誌だったが今は毎月発売している。すごい。これほど多くの百合作品が増えているとはいえ百合がメジャーかと言えばそうでもない。漫画の売れ筋ランキングみたいなのを調べてもらえればわかるが上位は異性愛ものがほとんどだ。

 

誤解しないでほしいがメジャーが良くてマイナーが悪いという話ではない。人気作品が面白いとも限らないし、誰も知らないような作品が面白いと感じることもあり得る。要はその作品が自分に合っているかどうかだ。

 

マイナーの場合その作品が好きという人の割合は低い。都会など人がたくさんいる場所だと分母も多くなるのでマイナーといえども百合が好きという人は一定数いる。しかし田舎は人そのものが少ないのでその分百合好きが少ないのだろうか。

 

メジャーになれば田舎の本屋にも百合コーナーが設置される可能性はある。だからといって百合好きを増やすための行き過ぎた布教活動は良くない。上述した通り大切なのは自分に合っているかどうかだ。異性愛者の多い世の中で百合に共感、感情移入できる人は少ない。その人に合わない作品を押し付けてしまったら下手すると百合が嫌いになってしまう。

 

布教は大切だが慎重さが肝要である。他人に勧めるのも良いが、あくまでも百合はマイナージャンルであると念頭に置いてひっそり楽しみのが良いのかもしれない。