ゆりどく

百合的な何かを書いていこうかなと

じんるいのみなさまへを攻略する#10 「じんるいのみなさまへ」

クソゲー

とんでもない。最高に素晴らしい百合ゲームでした。

じんるいのみなさまへ。まじでよかった。

最後のシーンのいってきますというのがね。

 

というわけで最終章PRECIOUS DAYS.

直訳すると「貴重な日々」ってことのようです。

それではどうぞ。

 

登場人物。


前回はこちら

rindokudoku.hatenablog.com

初回はこちら

rindokudoku.hatenablog.com

 

 

 

通信機を使ってからしばらくすると、反応がありました。

空からパラシュートで丸い物体が降ってきたのです。

前回と同じアナウンスが流れてきます。

しかし今回は受け答えができそうなので、私たちが寝てから何年経ったか尋ねてみました。

その答えはおよそ500年。

そしてウイルスは死滅したとして。じんるいは地球へ帰還することになったのです。

また2週間後に先遣隊が来て、彼女たちを保護してくれるそうです。

 

500年後の技術も一緒に来るのでサバイバル生活は終わりです。

そしてきっと彼女たちは離れ離れになって、頻繁に会うようなことはなくなるかもしれません。

そうしたら今のような毎日は送ることができなくなります。

 

その夜、いさなから旅行に行こうと提案があります。

アキバ旅行は本当の旅行じゃなかったので、今度こそ本当の旅行をしようというのです。



旅行先は海を渡ることにします。

倉庫に屋台船があるのでそれを改造することになりました。

担当はきょうかとかずみ。

また長旅になるので保存食も作らないといけません。

その担当はえりなとゆゆこ。

いさなは被服担当です。

 

それぞれが協力し合って先遣隊が来る前に旅行の準備を終わらすことができました。

持っていくものは保存食、着替え、ホテルの備品、家族の日記や同人ショップの資料などです。

ロッカーに日記を置いていくのが流行っていたので、みんなの家族も日記を置いてくれていたようです。

 

そして同人ショップの資料。

すべてを持っていくのは不可能なので大事と思うところを切り抜いてきたゆゆこ。

同人ショップにはいろいろ助けられてきたので、置いていくには忍びない。

これを残してくれた方々は命の恩人なのです。

 

ホテルの備品も遠慮なく持っていきます。

勝手に持っていくのは良くないので、財布を置いていくことにしました。

ついでにきょうかは置手紙も残していきます。

ここの置手紙がタイトル回収となっています。

 

さいごはゆゆこの言葉で締めくくられます。

これは逃避ではなく、グレートジャーニーであると。

ここで「いってきます」がありました。

この荒廃したアキバがみんなの家であり、いずれ「ただいま」と帰ってくる場所でもあります。

最高か。


ということで、「じんるいのみなさま」全クリです。

確かにサバイバル要素はあまり必要なかったかもしれませんが、それらマイナスを覆すほどのストーリーの良さがありました。

 

これって主人公はゆゆこなのでは?

一番活躍してましたし、最後の締めのセリフも言ってましたし。

きょうか不憫。主人公なのに。

それにカップルができたみんなと違ってぼっち。

(きょうかの相手はDLC限定だそうで)

 

レビューで言われてるように、ゲーム性に難があるのは確かにそう。

しかしその不便さを2段階も上回るほどのストーリーの良さがそこにありました。

百合ものとしてもよかったですし、徐々に謎が解けていくミステリーなところもよかったです。

レビューに惑わされずに、このゲームを遊べて本当に楽しかった。

これは500年後の後世の残していきたい作品ですね。

 

今後、彼女たちの旅行がどうなるか描かれていないので想像するしかありません。

願わくば彼女たちの旅が新たな出会いと、感動に満ち溢れたものになりますように。


おわり。