ゆりどく

百合的な何かを書いていこうかなと

『くもりガラスの銀曜日』シャニマスのハイクオリティシナリオをあなたはもう見たか?

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アイドルマスターシャイニーカラーズ(以下シャニマス)という
アイドルを育てるゲームがありまして、
その中のシナリオのクオリティがめっちゃ高い!

アイマスってこんなゲームでしたっけ?
アイマス2とかわほーるとかプレイ済みなのですが、
ここまで掘り下げた物語はなかった気がします。

 で、今回のシナリオは『くもりガラスの銀曜日
名前からしておしゃれ度が半端ないです。

ちなみにコロナの影響でボイスはなし。
このような状況下でもリリースしていただき、ありがたいことです。
声優さん及びスタッフのみなさま本当にお疲れ様でした。

 さて今回のお話はイルミネーションスターズの風野灯織がメインとなっております。
過去と現在の話が交互に繰り広げられており、ちょっと混乱してしまいます。
仮面ライダー牙を思い出しました。
でも灯織が二人を苗字で呼んでいたり、会話のぎこちなさだったりで
過去の話って察することはできます。

 

アイドルの隠れ家的お店

ドーダンっていう喫茶店に来たイルミネーションスターズの灯織、真乃、めぐる。
外観は良かったのに、店内は雰囲気の暗めのお店でした。

お店選び失敗してごめんと真乃が謝ります。
ふたりはそんなこと思ってもないし、真乃を責めるつもりはありません。
ここは灯織とめぐるが同じこと考えているってわかったみたいです。
灯織の「いいよ。めぐるから言って」のやりとりよ。

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3人で注文したあんみつは美味しい。
でめぐるがグルメレポートしようと実況を始めます。
この時の灯織と真乃の表情が最高。
優しく見守っているというか、ふたりともめぐるのことが
大好きという雰囲気が伝わりました。

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このシーンってなにか含みがありそうな気がします。
もしかしてグルメレポートの件でのコミュでもあったのかな。


そしてあんみつ食べるシーン。
仲のいい女子高生が集まるとワイワイガヤガヤなイメージがありますが、
この3人は違います。

ただあんみつに舌鼓を打つだけで、余計な会話はありません。
聞こえるのは雨の音だけでしょうか。

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初めてのドーダンとのことで、おそらく過去編のストーリーと思われます。
さすがにお互いが慣れてきたようでしっかり名前で呼んでますし、
ぎこちなさもありません。
むしろ沈黙が苦にならないほど、仲良くなっているのではないのかなと思いました。


見えない心と銀曜日

ドーダンの窓はくもりガラス仕様です。
ガラスの向こうからは色とりどりの景色がぼんやりと伺えます。

多分、庭があってそこで様々な花が咲き誇っているのでしょう。
しかし、窓はさび付いていて開くことができません。

 

 ある日、灯織がひとりドーダンでファンレターを読んでいました。
ふと灯織は窓の向こうの景色が気にしだします。

そこにドーダンの店長が現れて、勝手口から庭を見ることができると勧められました。
しかし、灯織はこの申し出を断ります。

直接庭を見ることよりも、くもりガラスの向こう側を見てみたいと、
そう思い続けていたいと考えるのでした。

 

すべてを知ってしまうのもったいない。
わからないからこそ、知ろうとする気持ちが大切なのです。

これは人の心も一緒です。
相手のことをすべて知るなんて難しい。
だからこそ新しい発見があればうれしいのです。

なかなか知りえないはずなのに
たまにお互いの思いが一緒になることがあります。
そんな特別な日のことを銀曜日と名付けます。

どこにもないけどありそうな素敵な日。
相手を理解したとするのではなく、
理解しようとする姿勢や過程が大切です。
そして知らないのに偶然に心が重なるなら
尊いというお話でした。 

 

終わりに

掲示板のだれかが言っていたのですが、
ボイスがないならないで良かったという意見がありました。

雨の音を聞きながら大切な人とひそひそと話しながら過ごす
最高に素晴らしい時間です。

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他人と全てを分かり合わなくても大丈夫。
むしろ分かりきっていないときに気持ちが同じになったのなら
それほど美しいものはないのかもしれません。

 イベントは6/10まででした。
しかし、シナリオ自体はマニー(ゲーム内の通貨)があれば
いつでも見ることができます。

まだシャニマスをしたことがないという人は
この機会にぜひ遊んでほしいなと思いました。

 

  

 

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